【上級】弾けるようになりたい!かっこいいクラシックのピアノ曲まとめ
クラシックのピアノ曲、と言われてそれほどクラシック音楽に興味がない方であれば何となく優美な旋律でリラックスできそう……といったイメージをお持ちかもしれませんね。
こちらの記事では、そんなイメージをくつがえすような激しくも美しい、ダイナミックでかっこいいクラシックのピアノ曲を紹介しています。
ピアニストにとっては憧れの作品ばかりですし、発表会でも映えることは間違いのない上級者向けの名曲を中心にリサーチしていますから、技術的にも難しく華やかでかっこいいピアノ曲をお探しの方は要チェックですよ!
もくじ
- 【上級】弾けるようになりたい!かっこいいクラシックのピアノ曲まとめ
- 楽興の時 第4番 ホ短調「プレスト」Sergei Rachmaninov
- 水の戯れMaurice Ravel
- ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調Franz Liszt
- スケルツォ第1番ロ短調 作品20Fryderyk Chopin
- 幻想小曲集作品12 第2曲 飛翔Robert Schumann
- 「版画」より第3曲「雨の庭」Claude Debussy
- 英雄ポロネーズ 変イ長調 Op.53Fryderyk Chopin
- 即興曲第4番 嬰ハ短調 遺作 作品66 「幻想即興曲」Fryderyk Chopin
- ピアノソナタ第14番『月光』 第三楽章Ludwig van Beethoven
- パガニーニによる大練習曲 第3番「ラ・カンパネラ」S.141Franz Liszt
- ピアノソナタ第7番 変ロ長調 作品83 第3楽章Sergei Prokofiev
- ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14Felix Mendelssohn
- 2つのラプソディ Op.79 第1曲Johannes Brahms
- 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903J.S.Bach
- ピアノソナタ第18番 K.576Wolfgang Amadeus Mozart
- 死の舞踏 S.555 R.240Saint-Saëns=Liszt
- ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章Frederic Chopin
- 魔王Schubert=Liszt
- 巡礼の年 第2年 イタリア S.161 第7曲「ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲」Franz Liszt
- ピアノソナタ ロ短調 S.178Franz Liszt
- ロンド 変ホ長調 Op.16Frederic Chopin
- 演奏会用アレグロ イ長調 Op.46Frederic Chopin
- イスラメイMily Balakirev
- バラード 第1番ト短調 Op.23Frederic Chopin
- 超絶技巧練習曲 第4番「マゼッパ」Franz Liszt
- 「リゴレット」による演奏会用パラフレーズ S.434Franz Liszt
- 伝説 S.175 第2曲「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」Franz Liszt
- 12の練習曲 Op.25-12「大洋」Frederic Chopin
- 12の練習曲 Op.25-10Frederic Chopin
- 巡礼の年 第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」S.162 第3曲「タランテラ」Franz Liszt
- 練習曲「鉄道」Op.27bCharles Valentin Alkan
- トッカータ ハ長調 Op.7Robert Schumann
- バラード 第4番ヘ短調 Op.52Frederic Chopin
- 12の練習曲 Op.25-6Frederic Chopin
- 夜のガスパール 第3曲「スカルボ」Maurice Ravel
- ピアノソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 第4楽章Frederic Chopin
- 24の前奏曲 Op.28-24Frederic Chopin
- 半音階的大ギャロップFranz Liszt
- 超絶技巧練習曲 第7番『英雄』Franz Liszt
- 12の練習曲 Op.25-11「木枯らし」Frederic Chopin
- アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22Frederic Chopin
- Franz Liszt:パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」石井琢磨
- パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 Op.43 第18変奏Sergei Rachmaninov
- ピアノソナタ 第23番 Op.57「熱情」第3楽章Ludwig van Beethoven
- クープランの墓 第4曲 リゴドンMaurice Ravel
- パガニーニ大練習曲集 第3曲「ラ・カンパネラ」Franz Liszt
- 巡礼の年 第3年 S.163/R.10 A283 第4曲 エステ荘の噴水Franz Liszt
- Franz Liszt:パガニーニによる大練習曲 第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」金子三勇士
- 12の練習曲 Op.12 第10番「革命」Frederic Chopin
- 12の練習曲 Op.10 第5番「黒鍵」Frederic Chopin
- Frederic Chopin:華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12河村尚子
- 12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」Aleksandr Skryabin
- 夜のガスパール 第1曲 オンディーヌMaurice Ravel
- 映像 第1集 水の反映Claude Debussy
- 舟歌 Op.60 CT6 嬰ヘ長調Frederic Chopin
- 喜びの島Claude Debussy
- 献呈Schumann=Liszt
- 軍隊ポロネーズFrederic Chopin
- ロンド・カプリチオーソ Op.14 U 67 ホ長調Felix Mendelssohn Bartholdy
【上級】弾けるようになりたい!かっこいいクラシックのピアノ曲まとめ
楽興の時 第4番 ホ短調「プレスト」Sergei Rachmaninov
哀愁のただようメロディーが印象的なセルゲイ・ラフマニノフの名曲『楽興の時 第4番 ホ短調「プレスト」』。
ラフマニノフはピアニストとしても評価が高く、非常に手が大きかったことで知られています。
もちろん、この作品でもそんな彼の手の大きさはしっかりと反映されており、右手のオクターブが何度も登場します。
難易度としては中級者でも弾けないことはないレベルですが、細かいスラーがあるにもかかわらず、スタッカートを強調しなければならなかったりと、意外に難しい部分が多いので、上級者でこの楽曲を練習したことがない方は、ぜひ取り組んでみてください。
(Ryo)
水の戯れMaurice Ravel
前衛的な楽曲で多くアーティストに影響を与えた偉大な作曲家、モーリス・ラヴェル。
こちらの『水の戯れ』は彼の最も有名な作品の1つです。
難易度としては『ラ・カンパネラ』よりは少しだけ簡単といったところでしょうか。
46小節と47小節の難易度が特に高く、右手に関してはオクターブの動きで素早く芯のある音を奏でなければいけません。
相当、難しい作品なので、この作品を最もうまく演奏しているマルタ・アルゲリッチさんの名演を参考にしてみてください。
(Ryo)
ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調Franz Liszt
いくつもの非常に難しい作品を世に生み出してきた作曲家、フランツ・リスト。
こちらの『ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調』は彼の作品のなかでも、屈指の難易度をほこる作品として知られています。
難易度としては非常に高く、人によっては『ラ・カンパネラ』よりも難しいと感じてしまうでしょう。
特にフリスカの部分は圧倒的な難易度をほこり、高速のパッセージはもちろんのこと、とてつもないスピードのオクターブもこなさなければなりません。
優秀な音大生でなければ、なかなか演奏できない作品ですが、良い経験にはなると思うので、ぜひ挑戦してみてください。
(Ryo)
スケルツォ第1番ロ短調 作品20Fryderyk Chopin
テクニックを突き詰めた作品を多く出している作曲家といえば、フランツ・リストをイメージする方が多いと思いますが、フレデリック・ショパンも負けてはいません。
彼の名曲である、こちらの『スケルツォ第1番ロ短調 作品20』は不協和音を効果的に使った難易度の高い作品として知られています。
和音と不協和音が緩急をつけながら入り乱れるため、表現力とテクニックの両方が求められる作品と言えるでしょう。
特に最初の高音から低音に下りながら展開される不協和音は、この作品の顔とも言えるフレーズなので、重点的に練習することをオススメします。
(Ryo)
幻想小曲集作品12 第2曲 飛翔Robert Schumann
ここで少しだけ簡単な楽曲を紹介したいと思います。
ロベルト・シューマンの名曲『幻想小曲集作品12 第2曲 飛翔』は、中級者から上級者に差し掛かる人にオススメの作品です。
上級の作品は速いパッセージやオクターブに加えて、繊細なタッチが求められることがほとんどです。
しかし、こちらの作品はタッチが非常に荒く、とにかく力強く速く弾くことが前提とされています。
速いパッセージに慣れてしまえば、演奏できる作品なので、これから上級者にステップアップしたい方は、ぜひ挑戦してみてください。
(Ryo)