【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲
ピアノを習い始めて間もない段階で出演する発表会では、無理なく弾けるレベルでありながら、聴き映えする華やかな作品を選ぶことが重要!
特にお子さまの場合は、本人の好みを優先しつつも、指の届く範囲などにも気を配りながら作品や楽譜を選定する必要があります。
そこで本記事では、ピアノを習い始めて間もないお子さまや、大人になってピアノをはじめた方の発表会曲としておすすめの、聴き映えする初級者向け楽曲をご紹介します。
音域の広さや演奏のポイントなどにも触れてきますので、ぜひ発表会曲選びの参考にしてくださいね。
もくじ
- 【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲
- ウインナーワルツGillock William
- ポロネーズ ハ長調 Op.155-4Theodor Oesten
- トランペットのメヌエットWilliam Duncombe
- 子供のためのアルバム Op.68 第2曲「兵士の行進」Robert Schumann
- すみれStreabbog
- ガボットFrançois-Josehp Gossec
- ポロネーズ ト短調J.S.Bach
- こどものアルバム 第1集 少年時代の画集 第1曲 小さな歌Aram Khachaturyan
- 愛らしいタランテラStreabbog
- 道化師Dimitri Kabalevsky
- 野ばらFranz Schubert
- アレグレットAnton Diabelli
- ジプシーの踊りHeinrich Lichner
- こびとのマーチMartha Mier
- 子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇敢な騎士」Robert Schumann
- ピアノソナタ ハ長調 第16番 K.545 第1楽章Wolfgang Amadeus Mozart
- クシコス・ポストHermann Necke
- 人形の夢と目覚めTheodor Oesten
- 歓喜の歌Ludwig van Beethoven
- 大きな古時計Henry Clay Work
- 25の練習曲 Op.100 第25曲「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller
- ワルツ 第15番 Op.39-15「愛のワルツ」Johannes Brahms
- くまのプーさんThe Sherman Brothers
- 鬼と妖精Catherine Rollin
- かっこうワルツJohan Emanuel Jonasson
- モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618Wolfgang Amadeus Mozart
- 幸せな魔女Jane Bastien
- ラデツキー行進曲Johann Strauss I
- 6つのエコセーズLudwig van Beethoven
- さよならドイツ民謡
- ちょうちょうドイツ民謡
- 月の光にフランス民謡
- 子どものためのピアノ曲集『虹のリズム』1.タンポポがとんだ平吉毅州
- アヴェ・マリアFranz Schubert
- ミッキーマウスマーチJimmie Dodd
- 妖精のハープJohn S Thompson
- ガラスのくつWilliam Gillock
- さぁ、ワルツを踊ろうWilliam Gillock
- こども音楽会 Op.210 第15曲「小さなロマンス」Cornelius Gurlitt
- アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻 メヌエット BWV Anh.116 ト長調J.S.Bach
- 小人の踊りAnton Diabelli
- こどものためのピアノ曲集「こどものせかい」第1曲 やくそく湯山昭
- 花のワルツPyotr Tchaikovsky
- パリの休日William Gillock
- さんぽ久石譲
- ぶんぶんぶんボヘミア民謡
- カノンJohann Pachelbel
- とけいだいCornelius Gurlitt
- ソナチネ Op.36-1 ハ長調Muzio Clementi
- G線上のアリアJ.S.Bach
- 女王様のメヌエットWilliam Gillock
- となりのトトロ久石譲
- 彼こそが海賊Hans Zimmer/Klaus Badelt
- オーラ・リーGeorge Rodway Poulton
- ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第2曲 アラベスクJohann Burgmüller
- きらきら星フランス民謡
- こども音楽会 Op.210 第7曲「狩りの曲」Cornelius Gurlitt
- 6つのメヌエット 第2番 WoO.10 ト長調Ludwig van Beethoven
- 君をのせて久石譲
- バースデイ・マーチLouis Köhler
- 君をのせて久石穣
- 春Samuel Maykapar
- 小さなうたCornelius Gurlitt
- チューリップ井上武士
- よろこびのうたLudwig van Beethoven
- 野ばらに寄せてEdward MacDowell
- ジプシーの群れFranz Behr
- エリーゼのためにLudwig van Beethoven
- トルコ行進曲Ludwig van Beethoven
- カスタネットWilliam Gillock
【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲
ウインナーワルツGillock William
音楽教育者として多大な功績を果たし、子ども向けのピアノ曲も多く世に残したウィリアム・ギロック。
彼が発表した作品集『こどものためのアルバム』はタイトル通り、子どもたちの教材としても世界的に愛され続けている楽曲が多く収録されており、本稿で取り上げている『ウインナーワルツ』もまさにその1つなのですね。
通常の3拍子とは違って、2拍目が若干短くなって1拍目にずれこんで聴こえるような、テンポも速いワルツというのが特徴で、短い楽曲ながらロマン派風の優雅なメロディとドラマチックな展開は発表会でも映えることは間違いないでしょう。
先ほど述べた特徴的なワルツのリズムをつかむまでにある程度練習が必要ではありますが、高度な技術を求められるわけではなく、指の力のさじ加減や表現力が物を言うタイプの作品ということに注意して、自分なりの表現を目指してみましょう!
(KOH-1)
ポロネーズ ハ長調 Op.155-4Theodor Oesten
19世紀のドイツで活躍したピアノ教師兼作曲家、テオドール・エステンによる作品です。
タイトルにもなっている『ポロネーズ』はフランス語で「ポーランド風」を意味しており、クラシック音楽がお好きな方であればフレデリック・ショパンの『英雄ポロネーズ』辺りがすぐに思い浮かぶでしょう。
エステンの『ポロネーズ』は初級の終わりが見えてきた、くらいの技術を身につけた子どもたちにぜひ発表会の課題曲として挑戦してほしい楽曲。
テンポの早いリズミカルなワルツのテンポは難しく感じられるかもしれませんが、左手の伴奏は非常にシンプルで右手のメロディも単旋律で譜面通りに弾くだけなら難しくはないはずです。
まずはゆっくりと、徐々にスピードアップしてぜひかっこよく弾きこなしてみてくださいね。
(KOH-1)
トランペットのメヌエットWilliam Duncombe
小さな子どもたちはもちろん、大人になってからピアノを始めた方でようやく両手で少しずつピアノが弾けるようになってきた、という方にもおすすめの楽曲が『トランペットのメヌエット』です。
シンプルな同音連打からの優美なメロディへと流れるように展開していく楽興構成は、弾いているだけで「ピアノを弾いているなあ」という気持ちにさせてくれますよ!
技術的には全く難しいものではないですが、伴奏の左手とのバランスを考えながら気持ちを込めて表現してみてくださいね。
(KOH-1)
子供のためのアルバム Op.68 第2曲「兵士の行進」Robert Schumann
兵隊が足並みをそろえて行進する様子が目の前に浮かび上がるような、明るく快活な1曲!
『子供のためのアルバム』の第2曲『兵士の行進』は、和音と付点リズムの連続で構成されています。
和音の音すべてをそろえて弾くことに難しさを感じるかもしれませんが、ゆっくり丁寧に練習すれば、和音の音をすべてしっかりとらえられるようになります。
弾むようなリズムを体に覚え込ませるために、練習にリズム打ちを取り入れるのもオススメですよ!
(ゆり)
すみれStreabbog
軽やかなワルツのリズムが心地よくかわいらしい一曲!
発表会の曲として、特に女の子から人気の作品です。
日本の童謡や唱歌には2拍子や4拍子の曲が多いため、日本人は3拍子の演奏が苦手な場合が多いといわれることもあります。
もちろんすべての人に当てはまるわけではありませんが、ピアノの初歩の段階で3拍子のリズムを体感するのにピッタリの曲といえるでしょう。
かれんなすみれの花をイメージしながら、弾むように演奏してみてくださいね。
(ゆり)
ガボットFrançois-Josehp Gossec
タイトルを知らなかったとしても、こちらの『ガボット』の実際に旋律を耳にすればすぐに「あの曲か」と思い当たるはず。
テレビ番組やCMのBGMなどでもおなじみの『ガボット』は、もともとはフランスの作曲家フランソワ=ジョセフ・ゴセックによるオペラ作品の中で使われた楽曲で、本来はバイオリンとオーケストラによって演奏される作品です。
この楽曲の上品な軽やかさの秘密は何といってもスタッカートの多さで、下から上へと動く左手の伴奏は慣れないとミスタッチが多くなってしまうかもしれません。
中間部からスラーなどを使った繊細で優美な展開へと変わるところにも注意しつつ、メリハリをつけた演奏を心がけましょう。
(KOH-1)