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【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック曲

【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック曲

ピアノ発表会は、ご家族やご友人をはじめ、さまざまな方に積み重ねてきた練習の成果を披露できる絶好の機会。

高度なテクニックを要する上級者向けのピアノ曲は、発表会でも聴き映えすること間違いなしです!

本記事では、ピアノ経験をある程度重ねてきた方が発表会で披露するのにピッタリの、聴き映えする作品をご紹介します。

高難度でも意外に聴いている人には難しさが伝わらないものもありますが、今回ご紹介するのは会場の観客をグッと引きつけられるすてきな作品ばかりです。

普段の練習曲よりも思い切って少し背伸びしたレベルの作品を選び、今までの努力を信じて堂々と演奏してみてくださいね!

もくじ

【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック曲

2つのラプソディー Op.79 第1番Johannes Brahms

ヨハネス・ブラームスの名作『2つのラプソディー Op.79 第1番』。

中高生が出場するピアノ発表会では頻繁に耳にする楽曲ですね。

全体の難易度としては上級に相当しますが、意外にも指返しが少なく、手のポジションも安定しているので弾きやすい印象を覚えるかもしれません。

確かにそれに間違いはないのですが、展開が進むにつれ1音に対してクレシェンドとデクレシェンドが書かれていたりと基礎的なピアノの演奏技術が問われる傾向にあります。

Ryo

幻想小曲集 Op.12 第2曲 飛翔Robert Schumann

ロベルト・シューマンの名曲『幻想小曲集 Op.12 第2曲 飛翔』。

ピアノ発表会などでも頻繁に耳にする楽曲なので、ご存じの方も多いと思います。

そんなこの楽曲のポイントは、なんといっても左手の存在感ではないでしょうか?

この楽曲は流した伴奏ではなく、しっかりとしたペダル操作で音が濁らないように低音部を演奏しなければなりません。

加えて17小節目からは右手も手の小さい人にとって難しい演奏が登場します。

難易度としては中級程度ですが、聴き映えのする作品なので、ぜひチェックしてみてください。

Ryo

パガニーニによる大練習曲 S.141 第3番「ラ・カンパネラ」Franz Liszt

最も難しいピアノ曲の一つ、フランツ・リストの『パガニーニによる大練習曲 S.141 第3番「ラ・カンパネラ」』。

自動演奏などを含めればもっと難しい作品はありますが、人間が演奏する作品としては『鬼火』や『マゼッパ』にも勝るとも劣らない難易度をほこります。

とにかく指の速さと跳躍が多い作品なので、シンプルに演奏が非常に難しい楽曲と言えるでしょう。

聴き映えに関しては、あらゆるピアノ曲のなかでもトップクラスなので、腕に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。

Ryo

水の戯れMaurice Ravel

独創的な音楽性でいくつもの名曲を生み出してきた偉大な作曲家、モーリス・ラヴェル。

こちらの『水の戯れ』はそんなラヴェルの作品のなかでも、特に有名な1曲です。

左手の8分音符と右手の16分音符から始まるこの楽曲は、控えめな構成でありながらも芯のある音を出さなければならないため、相当な表現力が求められます。

4小節目や同じ音型で2オクターブ上がる部分など、地味に弾きづらいところが多いのですが、その分、しっかりと聴き映えする楽曲でもあります。

Ryo

愛の夢 第3番Franz Liszt

フランツ・リストの名作『愛の夢 第3番』。

難易度としては上級に相当する作品です。

譜読みに関しては比較的、簡単で演奏に関してもめちゃくちゃに難しいというわけではありません。

しかしながら、この楽曲は強弱記号がつけられていないことが多いため、弾き手によって印象が大きく変わりやすいという特徴を持ちます。

ここに関しては演奏家の裁量に委ねられるため、表現力においてはバツグンの難しさをほこる作品と言えるのではないでしょうか。

Ryo

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