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【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】

【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】

初級からは脱出したけれど、上級レベルの曲にチャレンジするにはもう少し経験が必要……今回は、このような中級レベルのピアノ曲をお探しの方にピッタリなかっこいい作品を集めました。

繊細な響きや力強い響き、叙情的な雰囲気や快活な雰囲気、ピアノの音色が表現できる範囲は無限大!

そんなピアノの魅力を思う存分味わえるすてきな作品をご紹介していきます。

定番のクラシック曲はもちろん、映画音楽やポップな楽曲など、幅広く選曲しています。

発表会にもオススメな曲ばかりですので、これから取り組む曲にお悩み中の方は、ぜひチェックしてみてください!

もくじ

【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】

ベルガマスク組曲第1曲「前奏曲」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品の中でも、親しみやすい曲想で知られる『ベルガマスク組曲』。

第1曲『前奏曲』は、光が差し込むような明るいメロディーから始まり、教会音楽の旋法を使った危うい雰囲気の中間部を経て、再び目の前がパッと開けたように、冒頭のテーマが戻ってきます。

ドビュッシー作品の中には、調性という型にはまらない理解が難しいピアノ曲もありますが、この曲は調性感がありイメージを膨らませやすいため、比較的挑戦しやすい作品といえるでしょう。

ゆり

ワルツ 第4番 ヘ長調Frederic Chopin

快活な曲調から『子猫のワルツ』とも呼ばれている、『ワルツ 第4番 ヘ長調 作品34-3』。

ネコが走り回って遊んでいる光景が目に浮かぶような、かわいらしい作品ですよね。

発表会曲やコンクールの課題曲として取り上げられることも多く、演奏効果の高い曲として親しまれています。

冒頭部分のアルペジオは、高らかに堂々と、そして、キラキラと輝くような右手の細かなパッセージは、明るくクリアな音で演奏しましょう。

左手の伴奏は、とにかく軽やかに前向きに弾けるよう、片手の練習も丁寧に行ってみてくださいね。

ゆり

ワルツ第1番 変ホ長調 Op.83Durand

発表会曲としても人気の高い、フランスの作曲家デュランの華やかなワルツです!

きらめきを表すような細かい音の連続の冒頭部分のあと、優雅でありながら力強さも感じさせる雰囲気から急にもの悲しい空気が漂い、また明るい音楽が戻ってきます。

豪華なフィナーレは、緊張感を緩めることなく、明るく突き抜けるような音で弾き切りましょう。

繰り返しの多い曲ですが、緩急を付けやすいため聴いている人を飽きさせにくく、演奏効果が高い舞台映えする作品といえるのではないでしょうか。

ゆり

幻想小曲集 op.12 飛翔Robert Alexander Schumann

ドイツロマン派の作曲家、ロベルト・シューマンが作った曲で『幻想小曲集』の中の2番目の曲にあたり、5番目の『夜に』とともに人気がある曲です。

クラシックファンでなくとも、耳にしたことのある方の多い作品といえるのではないでしょうか。

8分の6拍子の曲でテンポも速いことから、中級の中でもハイレベルな曲といえます。

このような曲集の場合、自分が弾かない曲も通して1度聴いてみることでこの曲集の意図がつかみとりやすくなります。

ぜひ全曲通して聴きながら、イメージを膨らませてみてくださいね。

平川雅子(ボーカリスト:坂田水雅子)

アラベスク第2番Claude Debussy

クロード・ドビュッシーは、生涯で2曲のアラベスクを残しています。

そのうちの1曲『アラベスク第2番』は、第1番と比べて演奏される頻度は低いものの、軽やかで美しくピアノ学習者から人気の高い作品です。

アラベスクは、当時流行していたアラビア風の模様を指す言葉。

三連符を多用した華やかなメロディーラインは、複数の曲線を組み合わせて作られたアラビア風の繊細な模様を表しているのかもしれません。

細かい音の動きだけにとらわれず、和声の移り変わりの美しさを感じながら弾いていきましょう。

ゆり

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