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【初心者必見】ピアノ独学は何から始める?手順をわかりやすく解説!
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【初心者必見】ピアノ独学は何から始める?手順をわかりやすく解説!

「好きな曲をさらっとピアノで演奏してみたい!」ピアノ演奏のSNS動画やお気に入りのピアニストの演奏を聴いて、自分も弾けるようになりたいと思ったものの、何から始めたらよいかわからないという方は多いのではないでしょうか?

本記事では、これからピアノ演奏に挑戦される初心者の方に向けて、楽器選びや楽譜選び、練習の進め方などをわかりやすく解説します!

お仕事でお忙しい方でも、隙間時間を使って効率よく練習を進められる方法もあわせてご紹介しますので、ぜひ今後の参考にしてくださいね!

ピアノ初心者は何から準備する?まずは楽器選びから!

アコースティックピアノ(アップライトorグランド)

「アコースティックピアノ」とは、縦型のアップライトピアノ、または横型のグランドピアノのこと。

鍵盤を押さえるとピアノ内部のハンマーが弦に触れて振動が起こり、その振動が響板に伝わり響きが増幅されることで美しい音が奏でられます。

音色の美しさは、電子ピアノやキーボードとは比較にならないほど魅力的!

ただ、数十万円から数百万円と高価なことや、まわりへの騒音問題や床の耐久性などの住宅事情で設置が難しいケースがあることなどがネックといえるでしょう。

いわゆる「本物のピアノ」ですので、クラシック作品を演奏してみたい方や、本格的にピアノのテクニックを身につけたい方、発表会などステージで演奏してみたい方にピッタリです。

電子ピアノ

cdn.pixabay.com

「電子ピアノ」は、文字通りピアノの音色を電子的に再現した楽器のこと。

電源式と電池式、その両方を兼ね備えているタイプがあります。

価格は、数千円からとアコースティックに比べて非常にお値打ち!

以前はタッチが軽く弾きごたえがないモデルが多かったのですが、改良が重ねられ、現在ではアコースティックに限りなく近いタッチを再現しているモデルも数多く販売されています。

さらに、ヘッドホンを使って音を周囲にもらさず演奏できるサイレント機能や、ボタン1つで演奏を録音できる機能、Bluetoothでダウンロードした音源を流しながらアンサンブルを楽しめる機能など、アコースティックにはない魅力的な機能が備わっているモデルもあります。

搭載された機能を使ってご自宅での練習を楽しみたい方や、夜遅くに練習したい方には、電子ピアノを選んではいかがでしょうか?

キーボード

「キーボード」は、ピアノの音だけでなく弦楽器や管楽器、打楽器などのさまざまな音色をボタン操作一つで楽しめる鍵盤楽器です。

お手頃な価格のモデルも多く、鍵盤部分のみで軽いため、手軽に移動させられます。

普段は収納しておき、練習のときだけテーブルの上に置いて練習したいという方には、キーボードがピッタリです。

ただし、キーボードを購入される場合は鍵盤の数に注意!

アコースティックピアノや電子ピアノは基本的に鍵盤の数が88鍵ありますが、キーボードはコンパクトタイプが多く、32鍵や61鍵が主流。

いざ両手で弾こうとなった際に、鍵盤が足りなくなってしまう可能性があるのです!

せっかく楽器を用意したのに、鍵盤が足りないせいで弾きたい曲が弾けないなどという事態に陥らないよう、よく検討してから購入しましょう!

ピアノ初心者は何から練習する?目的別楽譜選びのポイント

基礎的なテクニックを身につけたい

ピアノ演奏の基礎から学び、いずれは難易度の高いピアノ曲に挑戦してみたいという方には、1からテクニックを学べる指練習の教材がオススメです!

『ハノン』や『ツェルニー』といったピアノ学習者が一度は通る練習曲集は、単調でつまらないと感じる方が多いのも事実。

しかし、単純な音の並びだからこそ、譜読みに時間をかけることなく指の形や指の動きに意識を向けられるため、基礎力を身につけるにはもってこいの教材なのです!

スタンダードな楽譜だけでなく、練習方法が細かく書かれているものや、楽しく続けられるようジャズ風にアレンジされているものもあるので、「これなら楽しく継続できそう!」と思える楽譜を選んで取り組んでみてはいかがでしょうか?

読譜力を身につけたい

楽譜を自分で読んで弾く力を身につけたい場合は、とにかく数をこなして楽譜に慣れることが大切です。

簡単でコンパクトにアレンジされたクラシック曲が掲載されている教本や、邦楽、洋楽の名曲の簡単アレンジを練習しながら読譜力を身につけられる曲集など、さまざまなピアノ初心者向け楽譜が販売されていますので、ご自分の知っている曲が多く収録されている楽譜からチャレンジされることをオススメします。

はじめのうちは、音符の下にドレミが記載されている楽譜を選ぶのもアリ!

徐々に書かれている音名を見ながら演奏したり、楽譜に音名を書き込んで練習したりするフェーズから卒業していきましょう。

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