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難しそうで意外と簡単なピアノ曲。発表会にもオススメの名曲

難しそうで意外と簡単なピアノ曲。発表会にもオススメの名曲

ピアノが弾けたらかっこいいし楽しいだろうな……と思われている方はきっと多いはず!

私は普段、自宅でピアノを教えていますが、「今からでも弾けるようになれるでしょうか?」とお越しくださる大人の生徒さんもたくさんいらっしゃいます。

そこで今回は、難しそうで意外にピアノで弾きやすいピアノ曲を、クラシックを中心にご紹介します!

楽曲の本質を追求して完ぺきに弾くとなると相当なテクニックが必要になりますが、中にはピアノをはじめて間もない方でも弾けるシンプルなアレンジの楽譜が出版されている場合もあります。

これからピアノを始めようと考えている方や、いつか発表会で弾きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

もくじ

難しそうで意外と簡単なピアノ曲。発表会にもオススメの名曲

エトピリカ葉加瀬太郎

日本を代表するバイオリニスト、葉加瀬太郎さん作曲の『エトピリカ』。

ドキュメンタリー番組『情熱大陸』のエンディングテーマ曲としておなじみの楽曲ですよね。

伸びのよいバイオリンの音色と相性抜群の作品ですが、ピアノでも曲の世界観を保ちつつ感動的に演奏できます!

原曲の持つ開放感を表現するには、強弱や表現の幅を持たせることが大切です。

さまざまなアレンジの楽譜の中から自分のレベルに合ったものを選び、雄大な自然などを思い浮べながら、スケールの大きい演奏に仕上げましょう。

ゆり

渚のアデリーヌRichard Clayderman

フランスのピアニスト、リチャード・クレイダーマンのデビュー曲である『渚のアデリーヌ』。

38カ国で発売されたレコードが、2,200万枚の大ヒットを記録した有名ピアノ作品です。

レコードがテレビやCMのBGMとして、あるいは電子ピアノに内蔵されている自動演奏の楽曲として、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか?

期待感が膨らむ軽やかな前奏や、爽やかなメロディーに癒やされながら、力を抜いて演奏してみてくださいね!

ゆり

アメイジング・グレイス作曲者不明

心に染み入る美しいメロディーが印象的な『アメイジング・グレイス』。

本田美奈子さんの透明感あふれる歌声が、記憶に深く残っているという方も多いのではないでしょうか。

「素晴らしき神の恵み」を意味するタイトルが付けられたこの曲は、もとはイギリスの牧師ジョン・ニュートンの作詞による賛美歌。

アメリカでは「第二の国歌」として親しまれており、日本でも映画やドラマなどで広く使用されています。

16小節間のシンプルなメロディーの繰り返しで構成されているため、強弱や表現、アレンジに変化を加えながら、表情豊かに演奏しましょう!

ゆり

energy flow坂本龍一

日本が世界に誇る作曲家、坂本龍一さんがわずか5分で仕上げたといわれている『energy flow』。

切なさと優美さを兼ね備えたこんなにも美しい作品を、たった数分で仕上げてしまうなんて、天才的としか言いようがありませんよね。

この曲のまさかの大ヒットに本人は苦笑いしていた、というエピソードも残されています。

ゆったりとしたテンポで、音数もそれほど多くないため、初級~中級の方でも取り組みやすい作品といえます。

曲想の変化をしっかり表現できると、よりスケールの大きな演奏に仕上げられるでしょう。

ゆり

パッヘルベルのカノンJohann Pachelbel

弾きながら幸せな気持ちになれる美しいメロディーで人気の『パッヘルベルのカノン』。

正式な名称は『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』とされています。

教会音楽として作曲された作品だけあって、終始穏やかでハーモニーの移り変わりの美しさが際立っていますよね。

この曲のポイントは、横の流れを大切にしてなめらかに音をつないでいくこと!

静かな協会に響く音楽を想像しながら、音の粒をそろえて弾いてみてくださいね!

ゆり

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