【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
ピアノを学んだ経験のない方や、ピアノを練習し始めたばかりの方にとって、かっこいい曲調のクラシック曲はハードルが高く感じられるかもしれません。
もちろん、実際に高度なテクニックを要する曲もありますが、中には、比較的易しいレベルで、発表会曲としてもオススメの作品がたくさんあるんです!
今回は、その中でも特に洗練された作品を厳選してご紹介します。
演奏のポイントも解説していますので、ピアノ発表会を控えている方は、選曲の参考にしていただければ幸いです。
もくじ
- 【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
- ノクターン 第20番 KK.IVa/16「遺作」Frederic Chopin
- ジプシーの踊りHeinrich Lichner
- ルーマニア民俗舞曲 Sz.56Bartók Béla
- 小人の踊りAnton Diabelli
- 子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇敢な騎士」Robert Schumann
- カスタネットWilliam Gillock
- アレグレットAnton Diabelli
- ジプシーの群れFranz Behr
- ベルガマスク組曲 第3曲 月の光Claude Debussy
- ウインナーワルツGillock William
- エリーゼのためにLudwig van Beethoven
- ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1「子犬のワルツ」Frederic Chopin
- マズルカ 変ロ長調 Op.7-1Frederic Chopin
- ワルツ第1番 変ホ長調 Op.83Auguste Durand
- ポロネーズ ト短調J.S.Bach
- ノクターンOp.9-2Frederic Chopin
- 6つのエコセーズLudwig van Beethoven
- 月光第1楽章Ludwig van Beethoven
- エリーゼのためにLudwig van Beethoven
- タランテラJohann Burgmüller
- ソナチネ Op.13-1 第1楽章Dmitri Kabalevsky
- ポロネーズ 第13番 変イ長調(遺作)Frederic Chopin
- 25の練習曲 Op.100 第20曲「タランテラ」Johann Burgmüller
- 30の子供の小品 トッカティーナ Op.27-12Dmitri Kabalevsky
- 6つのエコセーズ WoO.83Ludwig van Beethoven
- 2つのアラベスク 第1番 ホ長調Claude Debussy
- 子供のアルバム 第2集「少年時代の響き」 2人のおかしなおばさんが、けんかをしましたAram Khachaturian
- 8つのユモレスク Op.101 第7曲Antonin Dvořák
- ジ・エンターテイナーScott Joplin
- フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart
- 乙女の祈りTekla Bądarzewska
- 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66Frederic Chopin
- ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545Wolfgang Amadeus Mozart
- 小さな黒人Claude Debussy
- 騎士Dmitri Kabalevsky
- ワルツエチュードWilliam Gillock
- 子供のためのアルバム 作品39-20「ババヤガ(魔女)」Pyotr Tchaikovsky
- 花の歌Gustav Lange
- 舞踏の時間にHeinrich Lichner
- ブルグミュラー25の練習曲 「アラベスク」Johann Burgmüller
- 子供の領分 第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」Claude Debussy
- 子供の領分 第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」Claude Debussy
- ジャズ・プレリュードWilliam Gillock
- エチュードアレグロ中田喜直
- 真夜中の火祭り平吉毅州
- トルコ行進曲Ludwig van Beethoven
- 子供のためのアルバム 作品68-2「兵士の行進」Robert Schumann
- ソナチネ Op.36-3 第2楽章Muzio Clementi
- 足踏み踊りBartók Béla
- アダージョDaniel Steibelt
- ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第14番 スティリエンヌJohann Burgmüller
【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
ノクターン 第20番 KK.IVa/16「遺作」Frederic Chopin
映画『戦場のピアニスト』での演奏シーンで話題となった、フレデリック・ショパンの『ノクターン 第20番 KK.IVa/16「遺作」』。
実は作曲されたのは晩年ではなく、ショパンが20歳の頃。
没後の1875年に出版されたため「遺作」と添えられています。
一度聴いたら忘れられないもの悲しいメロディが、多くの人の心をとらえて離さないクラシックの名曲です。
発表会の舞台で情感たっぷりに演奏すれば、観客も思わず引き込まれてしまうでしょう。
(ゆり)
ジプシーの踊りHeinrich Lichner
ハインリッヒ・リヒナーの名作『ジプシーの踊り』。
『忘れな草』と並んで有名なリヒナーの作品ですね。
ピアノ発表会でも頻繁に演奏されるため、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか?
そんなこの楽曲のポイントは、速度表記。
この作品は初心者が取り組むような楽曲なのですが、速度表記に関してはややこしいものが多く、特に「アレグロ・アジタート」という興奮した感じで速く弾くという速度表記の部分は、初心者の方にとって技術的に演奏が難しいと思います。
その他の難易度は初心者でも取り組めるレベルなので、初級の後半にさしかかった方にオススメです。
(Ryo)
ルーマニア民俗舞曲 Sz.56Bartók Béla
ハンガリー王国に生まれ、作曲家、ピアニスト、民俗音楽研究家として活躍したバルトーク・ベーラの代表曲であるピアノ小品組曲『ルーマニア民俗舞曲 Sz.56』。
のちに自身の手で小管弦楽に編曲されており、どちらのアレンジもさまざまな演奏会や発表会で取り上げられています。
現在のハンガリーを中心とする地域を統治していたハンガリー王国の民謡を題材に作曲されており、民俗色の強い作品となっています。
「発表会はいつも練習している曲や定番曲とは異なる雰囲気の曲を演奏したい!」という方にピッタリの作品といえるでしょう。
(ゆり)
小人の踊りAnton Diabelli
ディアベッリの名作『小人の踊り』。
今回、紹介している作品のなかではマイナーな部類にあたりますが、実は小学生でも演奏できるほど簡単な楽曲です。
構成としては典型的な古典派といった感じで、伴奏とメロディーに分けられたシンプルなものにまとめられています。
そんなこの楽曲のポイントは、短前打音。
中級以上の楽曲では頻繁に登場するテクニックなので、初心者の方で短前打音を覚えたい方は、この作品から学んでみてはいかがでしょうか?
(Ryo)
子供のためのアルバム Op.68 第8曲「勇敢な騎士」Robert Schumann
ドイツのロマン派を代表する作曲家、ロベルト・シューマンのピアノ曲、何だか難しそう……と思われる方も多いかもしれませんが、発表会でもおすすめできる作品はちゃんと存在します。
『乱暴な騎士』という邦題でも知られるこちらの『勇敢な騎士』は、短いながらも三部形式の楽曲構成で中間部の転調など練られた楽曲展開のドラマ性やロマン派らしい旋律を味わえる名曲で、技術的にもそこまで難しいものではないため、挑戦しやすい作品と言えましょう。
8分の6拍子というリズムと連続する3連符に注意しつつ、乱暴になりすぎない程度に力強く演奏してみてくださいね。
(KOH-1)