【初級】発表会にもおすすめ!かっこいいクラシックのピアノ曲まとめ
ピアニストにとって憧れとも言えるクラシックのピアノ曲は、ある程度ピアノを弾けるようになってからでないと無理……そんな風にお考えの方、多いのではないでしょうか。
そんな初級者のピアニストにおすすめしたい、弾けたらかっこいいクラシックのピアノ曲をリサーチしてみました!
華やかでダイナミックなピアノ曲はどうしても高度な技術を要求される場合も多いですが、今回紹介しているピアノ曲は初級者でも十分に手の届くレベルで、短いながらもかっこいいフレーズを楽しめる名曲ばかりです。
お子さまの発表会でも映える曲ばかりですし、大人になってからピアノを始めた方もぜひチェックしてみてください!
もくじ
- 【初級】発表会にもおすすめ!かっこいいクラシックのピアノ曲まとめ
- 狩の曲Cornelius Gurlitt
- スケルツィーノGeorg Philipp Telemann
- トランペットのメヌエットWilliam Duncombe
- 愛らしいタランテラStreabbog
- アングレーズJohann Georg Leopold Mozart
- クシコス・ポストHermann Necke
- ブルグミュラー25の練習曲 「アラベスク」Johann Burgmüller
- 紡ぎ歌Albert Ellmenreich
- トルコ行進曲Ludwig van Beethoven
- 子供のためのアルバム 作品68 第8曲 勇敢な騎手Robert Schumann
- 魔女たちのおどりTheodor Kullak
- 魔法の木William Gillock
- ジャングル・フィーバーCatherine Rollin
- ジプシーの群れFranz Behr
- 舞踏の時間にHeinrich Lichner
- エリーゼのためにLudwig van Beethoven
- パリの休日William Gillock
- 25の練習曲 Op.100 第25曲「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller
- 聖者の行進黒人霊歌
- 25の練習曲 Op.100 第20曲「タランテラ」Johann Burgmüller
- よろこびのうたLudwig van Beethoven
- メヌエット ト長調 BWV Anh.114J.S.Bach
- 30の子供の小品 トッカティーナ Op.27-12Dmitri Kabalevsky
- 歓喜の歌Ludwig van Beethoven
- ソナチネ Op.13-1 第1楽章Dmitri Kabalevsky
- 幸せな魔女Jane Bastien
- ガラスのくつWilliam Gillock
- カスタネットWilliam Gillock
- ソナチネ Op.36-1 ハ長調Muzio Clementi
- 道化師Dimitri Kabalevsky
- ワルツ 第15番 Op.39-15「愛のワルツ」Johannes Brahms
- フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 ガヴォットJ.S.Bach
- 女王様のメヌエットWilliam Gillock
- ジプシーの踊りHeinrich Lichner
- バースデイ・マーチLouis Köhler
- ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第2曲 アラベスクJohann Burgmüller
- 野ばらに寄せてEdward MacDowell
- アレグレットAnton Diabelli
【初級】発表会にもおすすめ!かっこいいクラシックのピアノ曲まとめ
狩の曲Cornelius Gurlitt
19世紀に活躍したドイツの作曲家、コルネリウス・グルリットはピアノの初心者や子ども向けの作品集が最も知られており、こちらで紹介している『狩の曲』はピアノ曲集『こども音楽会 Op.210』の中からの1曲です。
非常に短い曲ではありますが躍動感のある、まさに狩りの一幕を表現したような展開は初級の方が弾けるようになればかっこいいですよ。
頻繁に登場するスラー、7度の跳躍進行など特に手が小さな方には取っつきづらい部分もありますが、技術的には初級レベルで十分対応できるものですから、短いながらも曲の展開に表情をつけられるように意識してみてくださいね。
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スケルツィーノGeorg Philipp Telemann
1681年生まれのゲオルク・フィリップ・テレマンは、特に18世紀前半においてドイツやフランスで絶大な人気を誇り、クラシック音楽史上において最も多くの作品を作った作曲家としても知られている偉大な存在です。
86歳という当時としては非常に長生きしたことや、ヘンデルやバッハとの交流も有名ですね。
そんなテレマンの作品は日本でも大いに親しまれていますが、今回は陽気で楽しげな雰囲気と、右手と左手がどちらも旋律を奏でることが特徴的な『スケルツィーノ』を取り上げます。
初級の方は右手と左手の独立した動きや細やかな運指などにやや戸惑うかもしれませんが、技術的に難しいことはありませんし十分対応できるはず。
中間部の同じ音を連打する際の左手の力加減には注意して、あくまで軽やかに表現するようにしましょう。
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トランペットのメヌエットWilliam Duncombe
小さな子どもたちはもちろん、大人になってからピアノを始めた方でようやく両手で少しずつピアノが弾けるようになってきた、という方にもおすすめの楽曲が『トランペットのメヌエット』です。
シンプルな同音連打からの優美なメロディへと流れるように展開していく楽興構成は、弾いているだけで「ピアノを弾いているなあ」という気持ちにさせてくれますよ!
技術的には全く難しいものではないですが、伴奏の左手とのバランスを考えながら気持ちを込めて表現してみてくださいね。
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愛らしいタランテラStreabbog
技術的にはまだまだ未熟だけど、両手をばっちり使ったダイナミックな曲を弾いてみたい……そんな初級の方にぜひおすすめしたい作品が『愛らしいタランテラ』です。
ストリーボッグという芸名で知られるジャン・ルイ・ゴバールツが作曲したこちらの『愛らしいタランテラ』は、アップテンポで力強い8分の6拍子を軸としたなかなか激しく情熱的な楽曲で、ピアノの発表会でも演奏される機会の多い作品なのですね。
「タランテラ」とはイタリアはナポリの舞曲ということも踏まえると、シンプルな構成ながら情熱的な演奏は必須と言えましょう。
左手は非常にシンプルな伴奏で、よく動く右手の強弱を意識しながらミスタッチのないように繰り返し練習してみてくださいね。
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アングレーズJohann Georg Leopold Mozart
モーツァルト、といってもヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトではなくお父さんのレオポルト・モーツァルトが作曲を手掛けた『アングレーズ』は、17世紀にはやったというリズミカルな2拍子を用いたイギリス風の舞曲です。
バロック時代と古典派のちょうど狭間辺りに作曲された作品ということで、どちらの作風の影響も感じられるというのが特徴的なのですね。
お子さま向けの楽譜にも掲載されることが多い作品ですが、バロック時代の音楽らしく左手で和音の伴奏、右手がメロディ……というのではなくどちらも独立した旋律を奏でる構成にやや難しさを感じるかもしれませんね。
とはいえ基本ができていれば問題なく弾けるレベルですから、上品で華やかなメロディの美しさ、かっこよさをぜひ滑らかに表現できるように頑張りましょう!
(KOH-1)