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【両手が苦手でも弾きやすいッ!】超初心者向けの簡単なピアノ曲
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【両手が苦手でも弾きやすいッ!】超初心者向けの簡単なピアノ曲

ピアノを始めたての方にとって、「両手で弾くこと」は最初に立ちふさがる大きな障壁ではないでしょうか?

難易度の高い楽曲は左手でオクターブ押さえることは当たり前で、速いパッセージも頻繁に登場します。

もちろん、最初からそういった楽曲に挑戦する方は少ないと思いますが、それでも最初に取り組む楽曲を間違えてしまう人は多く居ます。

今回はそんな初心者の方に向けてピアノ曲のなかでも、特に簡単な作品をピックアップしました。

【両手が苦手でも弾きやすいッ!】超初心者向けの簡単なピアノ曲

ニ長調のミュゼットJ.S.Bach

バッハの名曲『ニ長調のミュゼット』。

ミュゼットとはバグパイプを用いたフランスの音楽のことを意味するのですが、この作品もミュゼットの特徴である低音域の持続音を主体とした伴奏が登場します。

いきなり左手のオクターブから始まる楽曲ではありますが、どちらかというとレガートの方が重要で、左手のパッセージも登場しないため、初心者の方でも演奏しやすいと思います。

レガートとノンレガートが入り乱れる作品なので、左手の基礎を学ぶには大いに役立つ作品と言えるでしょう。

Ryo

ノクターン 変ホ長調 Op.9-2Frederic Chopin

次に紹介する楽曲は、難易度が少しだけ高めです。

フレデリック・ショパンの名曲『ノクターン 変ホ長調 Op.9-2』は、難易度が上級に相当する難しい作品なのですが、楽譜によっては初心者でも演奏できるものがあります。

今回はそういった楽譜を前提として解説するので、要注意!

この楽曲を練習する上で大事なのは、それぞれの手で練習するということ。

右手と左手をそれぞれ単独で練習して合わせてみる。

それを繰り返すことで一体感のある演奏を実現できるので、やや難しい作品ではありますが、ぜひ挑戦してみてください。

Ryo

幸せな魔女バスティン・ファミリー

有名な作品よりはマイナーな作品で練習したいという方も多いのではないでしょうか?

確かにピアノは知っている楽曲を演奏するよりも、知らない楽曲を学んで演奏するほうが、はるかに大きな経験値を得られます。

そんな方にオススメしたいのが、こちらの『幸せな魔女』。

バスティン・ファミリーの作品で、短調にまとめられたシュールなメロディーにまとめられています。

左手の登場回数が非常に少ないので、これから初めて両手で演奏するという方にうってつけの作品と言えるでしょう。

Ryo

G線上のアリアJ.S.Bach

バッハの作品のなかでも特に有名な名曲、『G線上のアリア』。

多くの方が一度は耳にしたことがある楽曲だと思います。

チェロやバイオリンの課題曲として演奏されることが多い楽曲ですが、ピアノ曲としても頻繁に演奏されます。

そんな『G線上のアリア』の難易度は中級者程度。

中級者といってもあくまで難しいのは後半の部分だけです。

前半部分であれば、メロディーに聞き覚えがありますし、左手の難易度も低いので初心者でも演奏しやすいと思います。

Ryo

カノンJohann Pachelbel

日本でも大人気のクラシックヨハン・パッヘルベルの『カノン』。

カノンコードと呼ばれる独特のコード進行は、現在の日本のポップミュージックにも大きな影響を与えていますね。

そんな『カノン』、実は上級者向けの楽曲と言われることが多い作品なのです。

しかし、それはあくまでアレンジによるもの。

初心者向けの簡単な楽譜であれば、バスと先行するメロディーをひたすらに弾いていくだけなので、両手が苦手でも演奏しやすいと思います。

Ryo

はじめてのワルツDmitri Kabalevsky

初心者にとって、最初にマスターしなければならないのが、左手でリズムを取るということ。

そもそもの操作性に慣れていないからこそ、徹底して安定したリズムを取らなければならないわけですが、そういった部分を高めてくれるのがこちらのドミトリー・カバレフスキーの作品『はじめてのワルツ』です。

3拍子の楽曲で左手の演奏が非常にシンプルです。

しっかりと楽譜を理解して慣れていけば、誰でも演奏できる楽曲なので、この作品から左手のリズム感をきたえると良いでしょう。

Ryo

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