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【ピアノ×暗い曲】悲しみにどっぷり浸れるクラシックの名曲

【ピアノ×暗い曲】悲しみにどっぷり浸れるクラシックの名曲

気分がすぐれずないとき、無理にポジティブになろうとするより、しばらくは悲しみに暮れていたいと思うことはありませんか?

感傷に浸りながら過ごすことで、自然に悲しかった出来事を自分のなかで消化でき、前向きになれることもありますよね。

今回は、そんな「悲しみにどっぷり浸りたい瞬間」に聴きたい、オススメのクラシック作品のなかから、暗い雰囲気のピアノ曲をご紹介します!

ただ暗いだけでなく、ピアノの繊細さや美しさも味わえる名曲ばかりですので、聴き終わる頃にはきっと心がいくぶん軽く感じられるはずです。

【ピアノ×暗い曲】悲しみにどっぷり浸れるクラシックの名曲

幻想的小品集 エレジー(悲歌)Op.3-1 変ホ短調Sergei Rakhmaninov

いくつもの名作を生み出してきた偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。

今回はその中から、こちらの『幻想的小品集 エレジー(悲歌)Op.3-1 変ホ短調』を紹介したいと思います。

エレジーというタイトルが示すように、本作は悲壮感のただよう重い旋律が特徴です。

フィギュアスケートのパトリック・チャン選手がプログラムの演奏として組み込んでいたので、聴き覚えのある方も多いかもしれません。

重さのなかにも美しさを見せる旋律に酔いしれてみてはいかがでしょうか?

Ryo

ピアノソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第1楽章Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名作『ピアノソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第1楽章』。

中級者向けの名作として知られているベートーヴェンの作品で、ピアノ発表会でも頻繁に演奏されますね。

そんな本作の魅力はなんといっても、重く暗い旋律。

この印象的な重さはベートーヴェンならではといえるのではないでしょうか。

非常に演奏効果が高い作品で、弾いている演奏家も多いので、ぜひチェックしてみてください。

Ryo

ヴォカリーズ Op.34-14Sergei Rakhmaninov

暗い楽曲が多いことで知られるロシアの偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。

その中でも今回、特にオススメしたい楽曲が、こちらの『ヴォカリーズ Op.34-14』。

和音と対旋律を奏でる構成が印象的で、淡々とした暗さが味わえる1曲です。

ラフマニノフの作品は、彼の手の大きさも相まって、暗い曲でありながらも派手で豪快なものが多い傾向なのですが、こちらはそういったラフマニノフの印象とは異なると思います。

ラフマニノフの新たな一面を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

Ryo

幻想的小品集 前奏曲「鐘」Op.3-2 嬰ハ短調Sergei Rakhmaninov

異常な手の大きさを持っていた作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。

難曲の多い作曲家として知られていますが、重い曲調も評判です。

そんなラフマニノフの作品のなかでも特にオススメしたいのが、こちらの『幻想的小品集 前奏曲「鐘」Op.3-2 嬰ハ短調』。

本作のポイントはなんといっても、中間部の「Agitato」。

谷底に落ちるかのような悲劇的なメロディーが特徴です。

暗いピアノ作品の定番中の定番ですので、ぜひチェックしてみてください。

Ryo

組曲「クラヴサン組曲第2集」より 「サラバンドと変奏」HWV 437 ニ短調Georg Friedrich Händel

バロック音楽を代表する偉大な作曲家、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル。

オルガニストとしても高い評価を集めた彼の作品には、暗いものが多く存在します。

その中でも特にオススメしたいのが、こちらの『組曲「クラヴサン組曲第2集」より「サラバンドと変奏」HWV 437 ニ短調』。

技巧を見せるような作品ではないものの、演奏効果が低いわけではなく、洗練された没入感を味わえます。

物悲しい暗さがただようピアノ作品を探している方にオススメです。

Ryo

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