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【高難度】ピアノの詩人ショパンの難しいピアノ曲を一挙紹介!

【高難度】ピアノの詩人ショパンの難しいピアノ曲を一挙紹介!

美しく繊細なピアノ独奏曲を数多く残したことから「ピアノの詩人」とも称される天才作曲家、フレデリック・ショパン。

39年間と決して長くはない生涯で生み出した珠玉の作品たちは、ショパン生誕から200年以上経過した現代でも、多くの人々を魅了し続けています。

今回は、そんなショパンの作品のなかでも、演奏が非常に難しいとされているピアノ曲を厳選してご紹介します!

コンクールや音大受験の課題曲の定番から、ピアニスト泣かせの有名作品まで、美しくもはかないショパンの世界をお楽しみください!

【高難度】ピアノの詩人ショパンの難しいピアノ曲を一挙紹介!

バラード 第4番ヘ短調 Op.52Frederic Chopin

『12の練習曲 Op.25-6』や『12の練習曲 Op.25-11「木枯らし」』などショパンの難しい作品は多く存在しますが、最もショパンらしさが発揮されている高難易度の作品といえば、こちらの『バラード 第4番ヘ短調 Op.52』ではないでしょうか?

重音が多く、難解なパッセージも幾度となく出現する作品で、ショパンのなかでも屈指の難易度をほこります。

この重音の多さがショパンらしさを物語っているため、ショパンの作品が好きな方にとっては非常に親しみやすいでしょう。

Ryo

12の練習曲 Op.25-11「木枯らし」Frederic Chopin

『12の練習曲 Op.25-6』と並ぶショパンの高難易度の作品、『12の練習曲 Op.25-11「木枯らし」』。

『木枯らしのエチュード』という名前でも親しまれている作品ですね。

この作品の難しさは非常にわかりやすく、ただただ速い16分音符が演奏を困難にしています。

指が分離しづらい人にとっては異常な難しさを感じるかもしれませんが、そうでない人にとっては繰り返しが多いため、『12の練習曲 Op.25-6』ほどの難しさは感じないでしょう。

Ryo

12の練習曲 Op.25-6Frederic Chopin

ショパンの楽曲のなかでも最高難度をほこると言われている作品、『12の練習曲 Op.25-6』。

手と指の柔軟性が非常に求められる作品で、難易度の高い三度が何回も登場します。

冒頭の三度半音階で挫折したという方も多いのですが、三度半音階はリストの作品にも頻繁に登場します。

このことから超上級者向けの作品の登竜門のような側面も持ち合わせているといえるでしょう。

粒立った音を表現できている演奏家の作品はすばらしいので、ぜひチェックしてみてください。

Ryo

バラード 第1番ト短調 Op.23Frederic Chopin

ショパンの作品のなかでも、特に右手が難しいことで有名な作品『バラード 第1番ト短調 Op.23』。

冒頭と終盤を除けば、4分の6拍子にまとめられています。

要するに「ズン・タッ・タッ」のリズムですね。

このリズムをベースに裏打ちのアクセントが多い右手のメロディーを展開していきます。

そもそも、4分の6拍子は日本人にとってなじみのないリズムです。

このリズムをキープしながら複雑なメロディーを弾いていくのはそれだけで高難易度といえるでしょう。

コーダに関しては非常に演奏効果が高いのですが、その分、難易度も圧倒的ですので、ぜひ終盤を意識しながら聴いてみてください。

Ryo

12の練習曲 Op.25-10Frederic Chopin

ひとくちに難しいピアノ作品といっても、その難しさは多岐にわたります。

音符が細かく指の俊敏な動きを求められたり、持久力が必要だったりとさまざまな難しさがありますが、最も分かりやすい高難易度の条件といえば、やはりオクターブではないでしょうか?

ショパンの名作『12の練習曲 Op.25-10』は、そんなオクターブが難しい作品です。

ポジションがしっかりと取れていないと演奏が難しいため、演奏家の基礎レベルを知るにはうってつけの楽曲といえるでしょう。

Ryo

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