保育士試験の課題曲をマスター!「かたつむり」と「オバケなんてないさ」の弾き方のコツ
今回は、2016年保育士試験の課題曲「かたつむり」と「オバケなんてないさ」の練習方法についてお話しします。
ピアノでの弾き方のコツ、楽譜の紹介を中心に進めていきますので、ぜひ保育士試験をひかえている方は参考にしてください。
保育士試験の課題曲
少子化対策の一環か、最近は保育士試験が1年に2回あるようですが、その中の実技試験の1つに「弾き歌い」というものがあります。
幼児に歌って聞かせるという想定で、ピアノ、アコーディオン、ギターのいずれかの伴奏で、課題の2曲を弾き歌いします。
「弾き歌い」は、メロディーを弾きながら歌わなければならないので、コード弾いて歌うという形より少し難しいのですが、コードでピアノソロ(右手メロディー+左手コード)を弾く形にピアノをプラスするだけです。
保育士試験には関係ないという方も、コードで弾くピアノソロの方法、ぜひ覚えてくださいね。
保育士試験は弾き歌いということで、歌が重要ですから簡単に弾くことを意識しましょう。
2016年 保育士試験の課題曲「かたつむり」
左手はコードで
まずは、片手の練習です。
左手は基本的にコードを意識して練習しましょう。
今回は二長調で「D」「A」の2つのコードしか使っていないので、初心者の方でもすぐに弾けるのではないでしょうか。
簡単に弾くコードの方法覚えてくださいね。
楽譜を見てもらうとわかる通り、D「レファラ」とA「ラド♯ミ」をいろいろな形で弾いているわけです。
はじめのDは「レ・ラ」とバラバラに弾いていますが、後半は同時に和音の形に変えているわけです。
コードを覚えたら自分で考えてこのように変化させてみましょう。
右手のポイントは指のポジション移動
さて、右手に関しては、初めに置く指の位置に気をつけてください。
ポイントはポジションの移動です。
指使い、特に「ひろげる」「とぶ」「かぶせる」をあらかじめ意識しておくことが大切です。
ポジション移動の詳しい方法は以前の記事にもありますので、参考にしてください。
片手ずつの練習がうまくいけば、両手の練習に進めば良いのですが、初心者の方は、下の絵のように左手は伸ばしたままの形で練習しましょう。
楽譜はこちらからダウンロード可能です。
レッスン動画(かたつむり)
2016年 保育士試験の課題曲「オバケなんてないさ」
左手はコードで雰囲気を出そう!
「おばけなんてないさ」は、「かたつむり」より少し難しいです。
左手を簡単にして、なおかつ曲の雰囲気がでるようなアレンジがおすすめです。
左手の伴奏は、はじめの4小節は元気の良い感じが出るように、5小節目から6小節目にかけては和音の形で「ちょっと怖い」雰囲気を出します。
「Am→Adim→A7→D7」「Adim」のコードの雰囲気をしっかり感じて弾くことが大切です。
左手が少し動く部分(★)がありますが、右手と同じ動きなので頑張ってみてください。
右手はリズムを大切に!
右手のメロディーは、知っている歌を参考に練習することをおススメします。
初心者の方の譜読みで難しいのは「リズム」の場合が多いです。
特にポップスなどは「音はわかるけれどリズムがわからない」ということも少なくないでしょう。
まずは、好きな曲を弾いてみてそれがどんなリズムなのか知ることが大切です。
段々に楽譜からもリズムがわかるようになるでしょう。
もう1つのポイントは「同音連打」です。
頭の3連符は同じ音です。
同じ音を連打する時は、手首を使う、あるいは指を変える(「3・2・1」など)といった方法で弾くと良いでしょう。
詳細は下の動画を参考にしてください。
「おばけなんてないさ」の楽譜については、著作権の関係があるのでこちらにはアップできませんが、ここで使った楽譜はこちらにありますので、2種類ありサンプルを見ることができますので、よければご覧ください。
2016年度(平成28年度)保育士試験課題曲「オバケなんてないさ」コード付き簡単ピアノ両手楽譜 / DLmarket
ライタープロフィール
ピアノ講師
岡太淳子
横浜在住、ピアノ・電子オルガン・リトミックの指導を行いながらバンド活動を続けています。
音楽が好き、ピアノが弾きたい方のために、初心者でも楽しめる方法を提案します。
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