【初級~中級向け】ピアノで弾きたい!バッハのおすすめ曲まとめ
「音楽の父」とも呼ばれるヨハン・ゼバスティアン・バッハが活躍したのは、ピアノが普及する前のバロック時代。
つまり、バッハ自身はピアノのための曲を作曲しておらず、現在ピアノで演奏されているバッハ作品のほとんどが、チェンバロ用の楽曲なのです!
複数のメロディラインが重なり合って構成されたバロック時代のポリフォニー音楽は、一見難しいと思われ敬遠されがちですが、実はバッハの作品になかにも比較的難易度が低く取り組みやすい作品が数多く存在します。
そこで本記事では、ピアノ初心者から中級者の方にオススメのバッハ作品をピックアップ!
バッハの音楽が好きな方や、バロック音楽に挑戦してみたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
もくじ
- 【初級~中級向け】ピアノで弾きたい!バッハのおすすめ曲まとめ
- フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 ガヴォットJ.S.Bach
- フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 アルマンドJ.S.Bach
- 主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach
- インヴェンション第4番 BWV775J.S.Bach
- 5つの小前奏曲 第1番 BWV939 ハ長調J.S.Bach
- 9つの小前奏曲 ハ長調 BWV924J.S.Bach
- 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 BWV846 前奏曲J.S.Bach
- 6つの小前奏曲 ハ短調 BWV934J.S.Bach
- 9つの小前奏曲 ハ長調 BWV927J.S.Bach
- インヴェンション第1番 BWV772J.S.Bach
- シンフォニア 第1番 ハ長調 BWV787J.S.Bach
- 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調 BWV 846 プレリュードJ.S.Bach
- シンフォニア 第11番 ト短調 BWV797J.S.Bach
- 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第6番 BWV851 前奏曲とフーガJ.S.Bach
- カプリチオ「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992J.S.Bach
- 6つの小前奏曲 ニ長調 BWV936J.S.Bach
【初級~中級向け】ピアノで弾きたい!バッハのおすすめ曲まとめ
フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 ガヴォットJ.S.Bach
ポリフォニー音楽を勉強するうえで、ピアノ学習者の多くが取り組む曲の定番であるヨハン・セバスティアン・バッハの『フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 ガヴォット』。
ピアノが生まれる前に主にチェンバロなどでの演奏を想定して作曲された作品ですが、現在ではピアノ作品として愛されています。
宮廷音楽のような上品さと、無邪気な子供をイメージさせるようなかわいらしさを兼ね備えたこの曲は、大人から子供まで幅広い層の方にオススメ!
リズムを正確に守りつつ、軽やかさや前向きさを失わないよう演奏しましょう。
(ゆり)
フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 アルマンドJ.S.Bach
『フランス組曲』は、ピアノ初級者が『インヴェンション』を練習し始める前に取り組むことの多い作品です。
『第5番 ト長調 アルマンド』は、かわいらしさとやさしさを兼ね備えた、親しみやすい曲調が特徴的な作品!
声部の弾き分けが必要なバロック作品の入り口としてもオススメの楽曲です。
片手ずつ練習するのはもちろん、その中でさらに声部ごとに分けて練習してみると、バッハの作品が複数の声部の重なりでできていることが、よりはっきりと理解できるでしょう。
(ゆり)
主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach
癒やしの音楽、そして「ピアノで弾いてみたい」と憧れる人が多い作品として知られている『主よ、人の望みの喜びよ』。
ヨハン・セバスティアン・バッハが作曲した教会カンタータのなかのメロディーで、合唱付きで演奏されることもあります。
この曲はさまざまなアレンジで出版されているため、自分のレベルに合わせて楽譜を選択できるのも、初級~中級向けの作品としてオススメな理由の一つ。
天井の高い教会に響き渡る音色をイメージし、1音1音を味わいながら弾いてみてくださいね。
(ゆり)
インヴェンション第4番 BWV775J.S.Bach
クラシック、特にバロック音楽を学ぶうえで欠かせないバッハの名曲『インヴェンション第4番 BWV775』。
躍動感のあるメロディーのため、聴いただけでは「複雑で難しそう……」と感じる初心者の方も多いかもしれません。
しかし、実際のところは音の強弱がなくても、それなりにさまになってしまうほど、手になじみやすく演奏しやすい楽曲です。
臨時記号が多いため、譜読みのミスに注意しつつ、丁寧に練習を進めていきましょう。
(Ryo)
5つの小前奏曲 第1番 BWV939 ハ長調J.S.Bach
『5つの小プレリュード』は、ヨハン・セバスティアン・バッハの信奉者であった ハン・ペーター・ケルナーによる筆写譜でのみ伝えられている作品。
実は、いまだにバッハの作品であるか否かの論争に決着がついていない状態なんです。
『第1番 BWV 939 ハ長調』には、「ゼクエンツ」と呼ばれる音程を変えて何度も現れる反復進行が使われています。
ただ繰り返すだけで平たんで退屈な音楽になってしまわないよう、進行や音程の高低によって表現を工夫できると、よりこの曲のおもしろさが伝わるでしょう。
(ゆり)