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大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲
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大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲

私たちの心を癒やしてくれるピアノの透き通る音色。

今、大人になって改めてその魅力に気づき、「聴くだけでなく自分でも演奏してみたい!」と思われる方や、子供の頃は練習が面倒でピアノレッスンが苦痛だったけれど、大人になってもう一度練習して弾けるようになありたいと習い始める方が増えています。

本記事では、そんな大人のピアノ初心者やブランクのある経験者の方にオススメの美しい&おしゃれなピアノ曲をご紹介します!

クラシックから洋楽、邦楽、映画音楽まで、幅広く選曲していますので、お気に入りの1曲選びにお役立てください。

もくじ

大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲

See You AgainWiz Khalifa

大人気ラッパー、ウィズ・カリファさんが同じく大人気のシンガーソングライター、チャーリー・プースさんをフィーチャーして2015年にリリースして世界的に大ヒットした名曲『See You Again』。

同年に公開された映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の主題歌であり、同シリーズに出演していた俳優で2013年に事故で急死してしまったポール・ウォーカーさんに捧げられた曲としても有名ですよね。

チャーリーさんが歌うパートはそんな曲の背景を知らずとも自然と涙が出てしまうほどに美しく、原曲がピアノの伴奏で歌われていることもありますから、ソロピアノで弾くに適していると言えそうですね。

ラップ部分をピアノで表現するのは難しいため、メロディパートを右手で追って左手でコードを弾くだけでも十分でしょう。

左手の和音がまだ難しい、という方であればベースとなる1音を弾くだけでも問題ないですよ。

原曲をよく聴いて、歌詞に込められた意味を噛み締めながら美しいメロディラインを弾いてみてくださいね。

KOH-1

カノンJohann Pachelbel

日本でも大人気の作品『カノン』。

ヨハン・パッヘルベルの名曲ですね。

親しまれているこの作品は、ピアノ初心者なら誰しも一度は通る道といっても過言ではありません。

特別に難しいリズムや指回りが求められるわけではないため、小さなお子さまでも挑戦できる楽曲です。

ただ単に弾くというフェーズを終えたら、表現力を磨いてみるのもオススメです。

表現力が身につけば、一気に華やかになるので、日頃から記録してみても良いかもしれませんね。

Ryo

Beauty and the BeastAlan Menken

美しいメロディラインを耳にしただけで、劇中のシーンを思い出して思わず泣けてしまうという方も多いのでは?

第64回アカデミー賞歌曲賞も受賞、世界的なヒットを記録した『Beauty and the Beast』は、1991年のディズニーアニメ映画『美女と野獣』のテーマ曲として書き下ろされた名曲中の名曲です。

原曲はボーカル入り曲ですが、ぜひこの曲をピアノで弾いてみたいというディズニーアニメ好きも多いはず。

ゆったりとした4拍子のリズムでメロディをなぞるだけなら難しくはないですが、ディズニーアニメの曲は凝ったコード進行の楽曲が多いということはぜひ注目してほしいです。

こちらの『Beauty and the Beast』もsus4やセブンスコードが効果的に使われているのがとてもおしゃれですから、初心者向けのアレンジでも左手で慣らしている音と右手のメロディが重なった時の響きをしっかり感じ取りながら演奏してみてくださいね。

KOH-1

Let It BeThe Beatles

初心者さんとしては、複雑に展開していく楽曲よりはシンプルで同じコード進行を繰り返すタイプの曲の方が、覚えやすいですし弾きやすいですよね。

世界で最も有名なロックバンドであり、世代をこえて愛され続けているビートルズの超有名曲『Let it be』は、実は4つのコードだけで構成されているため、初心者がソロピアノとして弾く曲としておすすめです。

作曲者のポール・マッカートニーさんのピアノの伴奏から始まる楽曲ですから、ソロピアノとして弾くイメージもわきやすいですよね。

メロディの突出した美しさは説明するまでもないですし、左手でコードの和音を押さえて、右手でメロディを弾くだけでも十分曲を弾いている感覚を味わえますよ。

少しずつ両手で弾けるようになってきた、というレベルの方もぜひ挑戦してみてください!

KOH-1

Merry Christmas Mr. Lawrence坂本龍一

2023年の3月28日、惜しくもこの世を去った日本が世界に誇るミュージシャンの教授こと坂本龍一さん。

イエロー・マジック・オーケストラとしての活躍はもちろん、幅広いジャンルに精通したバックグラウンドと天才的な作曲ならびにアレンジセンスを持ち、J-POPはもちろん映画音楽の歴史においても多くの名曲を世に送り出した坂本さんですが、本人のソロ名義で最も有名な楽曲はやはり『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲『Merry Christmas Mr. Lawrence』ではないでしょうか。

高音から始まる右手のフレーズと、左手の和音が徐々に降りてくる構成の厳かなイントロから、誰もが一度は聴いたことがあるメインの旋律へと展開していく流れは聴いているだけで涙が出てくるほど美しいですよね。

高度な技術を必要とする曲ではないのですが、楽曲の雰囲気や世界観をつかんで自分なりに弾きこなすことが大切です。

前述したメインのフレーズは形を少しずつ変えて何度も登場しますから、その時々で単調にならないように注意しながら弾いていくといいでしょう。

KOH-1

カントリー・ロード本名陽子

スタジオジブリが1995年に制作、後悔されたアニメ映画『耳をすませば』の主題歌『カントリー・ロード』は、どこかノスタルジックで懐かしいメロディの美しさと、優しい響きを持った本名陽子さんの歌声が心に響く名曲です。

実はアメリカのカントリー系の著名なシンガーソングライター、ジョン・デンバーさんの楽曲『故郷へかえりたい』の日本語カバーなのですが、不思議と日本人の琴線に触れるメロディなのですよね。

そんな『カントリー・ロード』を若い頃に映画で見て知って、大人になった今改めてピアノで弾いてみたい、という方もいらっしゃるはず。

ポップス系のソロピアノは初心者向けの楽譜も多く、特にジブリ映画の主題歌はアレンジも豊富ですし、誰でも知っているような曲も多いですから初心者の方にもおすすめと言えそうですね。

とても素直なメロディラインは右手だけならすぐに弾けるようになりますし、両手でピアノを弾く練習にもよさそうです。

原曲のキーにこだわらないのであれば、Cメジャーキーの楽譜を選べば譜読みも簡単で弾きやすいですよ!

KOH-1

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